迷走ラクガキ帳

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胴長同盟

胴長同盟
胴長動物ばかりが集まる『胴長同盟』の元、ある日ヘビがやって来た。
「私も仲間に入れてください。」

けれども返事は気の毒に、
「駄目だ 駄目だ。お前は胴長というより、首長じゃないか。」
「いや、そうじゃない。よく見ろ、こいつは尾長だよ。」

そこへ代表者らしいイタチが進み出て、彼らを制し、ヘビに背を向けこう言った。
「まぁまぁ諸君、そう言うな。この方は間違いなく、我らと同じ胴長だとも。
とびっきりの、誰より長い立派な胴だ。
それに何より」
ここでイタチはゴクンと喉を鳴らし、つぶやいた。
「とってもおいしそうではないか。」

イタチがクルリと振り返った時、そこにもうヘビはいなかった。
長い首だか尾なんだか、はたまた胴だかをくねらせて、ヘビは彼方の藪の中、大慌てで逃げてった。

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